第131話 吾輩ソユーズを読み切る

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「う~む・・・なんか心に響くぜ。」

「2章は涙ぐんでましたけどね」

「3章はちょっと違う。哲学的であり・・・パラレルワールドとブラックホールをかけてる」

「そうですね」


吾輩は考える。

ソユーズを読み切る。

読み終わって感想を言えば2章が一番好きだが・・・。

3章で1章の不完全な部分を補った感じもあり、そこで全て決着が着く。

シンプルに言えば・・・おもしろかった。

初心者の吾輩でも読みやすい。なんだろうな・・・あれが1章で終わってしまっていたら。

きっと、そんなに絶賛もしないだろう。

当初2万文字の短編だった作品。それが読まれることによって、化けた。

そういうこともあるのだろう。

好みの問題かもしれない。けど、吾輩には訴えかけるものが確かにあった。

ラノベというわけでない。多分、小説に近いだろう。

文芸向き。

とてもきれいな物語。宇宙もの。

う~ん・・・うまく言葉にできないな。

ボキャブラリーが欲しい。饒舌に上手に書ける。そういう表現力が欲しい。

物語に文体を合わせた形にできるようになりたい。

ひとの心に届くような言葉をもっと書けるようになりたい。

悩みが膨れ上がる。

課題があるっていうのはいいことだけど。

先は長そうだ・・・こりゃ・・・。


吾輩は考える。

以前からある人が提案したことが頭に引っかかっている。

読む側を課金制にする。まぁ、土台無理な話だ。

無料投稿サイトで無料閲覧は禁止となったらわけがわからない。

問題はそこではなく、金をとってまで読ませるものを書いているのか?

そういわれたときに胸を・・・丸めてしまうかも。というか・・・まぁ無理。

吾輩のは課金してまで読む域には達してないだろう。

そもそも、その線引き自体が・・・わからんのだが・・・。

そう思って書いてる人たちもいるのだろうか・・・というのが気になっている。

俺のはお前らが金を払ってでも見たいと思うだろう!!

・・・。

読まれることで進化することもあるのに・・・そのチャンスを潰してしまうのではないのだろうか?

ここらへんは悩みが尽きない。

いずれ誰かを頼ることもあるだろう。書き方に悩んだら尋ねる。

晒してもいいのかもしれない。

まぁ・・・2秒でプラバとか言われたら困っちまう・・・。

悶悶としたこの鬱憤をはらうには、書くぐらいしかない。

書き続けることで見えないものが見えるだろうか?

愚行はしばらく続きそうである。

盲目である。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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