第5話 光子の誕生日

 5月1日それは光子の誕生日。電話がなっていた。

「あーもしもし?」

「ハッピーバースディ!…以上―」

 麻里子からの急な電話だった。

 光子は誕生日パーティーの会場に行った。来てみるともう友達・家族・親戚…などとたくさんの人が集まっていた。大きい舞台で数人話をしておりていった。ただ、梅美がのこっていたが…そう思うと大声が聞こえた。

「すんげーなあ、こんなに祝ってくれて…ではイエエェーーイ!ハッピーバースディ!」

 とサンバを始めた。光子は遠慮気味だ。ただ、光子の疑問は

「ハッピーバースディってなんずら?」

「しらんずら」

 さすが田舎者だ。そこに光子のライバル又はいとこのむつ美がやって来た。

「お誕生日おめでとう。今日はあなたの勝ちを認めてやるわ、プレゼントは現金、9999兆9999億9999万9999円よ。」

 光子にはいらなかった。光子が一番嬉しいプレゼントは麻里子からのプール無料券だった。しかし、いざプールに行ったら水着がなかった。

「!」

 しかし光子へのバースデープレゼントかのようにレンタル水着があった。無料だ。(ダサいけど)光子は「末っ子」と書かれた水着を着て泳いだ。

「ヒャッホー!」

 スライダーで楽しんだ。おや、この影見覚えがあるぞ…とおもえばむつ美がいた。

「遊ぼう。ライバルということは忘れて…」

 ミストにかかったむつ美はいやがって来ないで来ないでとつぶやいていた。光子はクスッと笑った。次は聞き覚えのある声が…麻里子だ。あと二人、春樹とジョニーだ。

「きちゃった!」

「おーい!むつ美ちゃん、光子ちゃん!」

「ハロー!ワーオ!」

 ジョニーはなにかにたまげた様子だ。下を見てみると今まで全員浮き輪だったので気づかなかったが底が深い。しかも底に家が建っている。もぐって家に行った。トントン…インターホンがなかった。

「やっと来たね、出場者まっていたんだから。」

「なんの?」

「美人コンテスト!はいはいお2人さん来て~」

 麻里子はあまりにも男らしい(?)ので出場出来なかった。

「まずは―歌!決まりね!」

「曲名、禁断の恋歌います!」

 ♪お化けはーちょっぴりー怖いがー狼男は恋人ーしているのー黒い愛ー私はできるー禁断の恋がー

「光子音頭歌います!」

 ♫こんにちは光子ですーみみみみみみみ光子ですーみみみみみみみ光子ですー光子音頭ー

「じゃあ衣装選び!」

 むつ美は、頭クマ耳カチューシャ、体白黒ワンピース、足黒ハイヒール名づけてパンダコーデ!

 光子は、頭パーティー帽、体虹ワンピース、足レインボーブーツ、名づけてピエロコーデ!

「…ミルク?」

 家の持ち主は光子をミルクとよんでいる。

「あんた、美人さ0、可愛さ100!」

 なので優勝はむつ美だった。


  ~番外編~ 光子の夏休み

麻里子が光子の家に泊まりに来た。ただ、途中で迷子になったが…。

「汚いな。予想した通りだ。はい、掃除機。」

「ありがと~、でもおらんちコンセントないんだべな~。」

そこで大至急コンセントロボを取りに行った。

「よし。これかな?」

「出」と書いてあったボタンを押したら

「あ」

ゴミが出てきてしまった。

                        第5話 終

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