麻里子達の日常
ゆっち
第1話 麻里子の冬休み
今日の昼ご飯は食パン、牛乳だけ。
「こたつ買ってないんすよ~。寒いから厚着、家で着てるってわけっす~」
などとひとりごとを言っている麻里子だが麻里子には悩みがあった。
「今日は母さんが来る日…。ど~しよ~!こんな汚かったら叱られるー!」
するとそこでインターホンの音がなった。
「来た!」
麻里子の顔はもう真っ青だ。おそるおそる麻里子がドアを開けると…
「壊れました。」
ドアの奥にいたのは腕がとれた麻里子そっくりなロボット、麻里子ロボだった。
「な~んだ、ロボか。なおすの3時間はかかるから今日は泊まっていきな。」
麻里子の緊張はぶっ飛んだ。ウィーンカシャシューと麻里子ロボから音が出ている。麻里子の心の中は(こわれたって…)と笑っていた。しかしなおす時は真剣になった。3時間後にはもうきっちり修理されていた。
外からどん、どん、と足音が聞こえる。麻里子と麻里子ロボは窓を見た。窓の奥には足のサイズが大人の男性の背の高さと同じぐらい大きい麻里子ロボがいた。
「これぞ麻里子ロボ2号!1号とは違うわい!」
松岡博士が誇らしげに言っている。麻里子は(大きくても邪魔だろ)と思いながらテレビの電源をつけた。しかしテレビにも麻里子ロボ2号のニュースをしていた。
「大きくても邪魔、邪魔。あーあつまんない。」
と麻里子達は本音をいった。他のチャンネルに変えると麻里子のひいおばあちゃん、
「みんなに人気の中学生、麻里子…15歳!家に行ってみます。」
取材をしている
「は~い」
と軽々しくドアを開けた。が麻里子の家にはこたつもストーブもなかったので光子は帰ってしまった。ところで麻里子の母はいつ来るのか… 第1話 終
登場人物紹介
麻里子ロボ…麻里子そっくりのロボット 麻里子ロボ2号…大きい麻里子ロボ
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