人称代名詞を省略した文体

第25話:読みやすい文章を書くために

 読みやすい文章はなかなか難しく、リズムが悪かったり、品詞の並びが悪かったりで、私もなかなか書けません。


 私がよくやる悪い癖は、接続詞の多さ。

 接続詞が多くなると、理論的な文章で意味は流れはわかりやすくなりますが、文章的にはリズムが悪くなったり、読みにくくなったりとあまりいいことがありません。

 レポート的な文章になりがちなのです。

 これは似たような経験がある人も多いのではないでしょうか。


 そして接続詞の他に多くなりがちなのが、人称代名詞です。

 一人称、三人称(「俺が」「彼女は」等)が多く出てきてリズムが悪くなる……ということはよくありませんでしょうか?


 まあ、「ねーよ!」という人は、続きは読むことはないと思います(笑)。

 「ああ、あるある」という人で、どうしたらよいかわからないという人は、もしかしたら役に立つかもしれません。


 と言っても、話は簡単です。

 人称代名詞を使わない文章を書いてみるだけの話です。

 ここではそういう文章を仮に「無人称文体」と呼んでみます(もちろん正式名称ではありません)。

 少しご紹介してみますので、興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

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