タイムカード

朝入り口で社員証のカード、パートですが社員証。

タイムカードになっていて、機械に通して入店

そこから着替えて事務室でもう一度機械に登録して作業開始となります。

帰りはこの逆をしなくてはいけません。

この行き帰りの着替えの時間が合計30分を超える日が月に3回超えると

本部から名前があがります。注意されます。

事務所に名前が貼られます。

でも、超える時って仕事が間に合わないから早めに来て、

帰りも契約の時間に終われなくて、残業も付けない時に

時間を見計らって先にカードを登録させたりして、

登録上店にいない状態で働いてるというオカシナ状態

そんな時って忙しいからカードを通しに行き忘れたりで

時間が超えてしまった場合なんです。

残業がつけられない

そんなルールはないですよ。

今ではきっちり付けてますが(当然ですね)

当時は終わらない、終われないのは私の未熟さだから

言い方は悪いですが、

自己犠牲というか、卑屈というか

時間契約で仕事をしているという意識もあまりなかったかもしれません。

発注が終わらなくて

契約時間が2時間超えてもタダ働きしていました。

お腹は空くし、ちょっと泣きたいような情けない気持ちになってたっけ。


今の私があの頃の私に声をかけることができたら

「そんなのタダ働きの理由になんかならないよー!

ヤママネに、残業つけていいですか?って言うんだよ

ヤママネが人件費がどうのって思うなら自分がやるって言うし、

そうでなければ残業OK出るんだよ。店長も社員もヤママネも

勝手にタダ働きしてるのは知らん振りだよ。」


特にヤママネは私が終わる時間知っているのに

知らん振りでしたから。

「時間だから上がってね」

「後はやっとくよ」

なんて言われたことはなく

むしろ

とっくに帰る時間を過ぎてるのに

「この商品はあーだこーだ」

売り場がどうのって話始める

ナンナンダコノヒトハ?

しょっちゅうでした。


ハセさんははっきりしていて

時間がくると

「じゃあ帰るね、さくらえびさんも早く帰んなくちゃだめよ」

ささっと帰ってました。


タダ働きしてるのは

私だけでなく

いろんな部門の人がしていました。

そんな店を

みなさん

「うちはブラックだからねー」

なんて言っていました。







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