検閲さんと一編さんのエピソードSSS

寛くろつぐ

プロローグ

プロローグ


 青年が話しかける。

「ねえそこの君、ちょっと面白い話があるんだけど、聞いてみない?」

「えっ?と、突然ですね・・・どんな話ですか」

 少年は読書を中断された為に機嫌を悪くした。

「ひとつの『パン』を巡る話なんだけど・・・」

「はぁ・・・パン、ですか・・・」

 得意気に話す青年。訝しげに聞く少年。

 二人の物語は、ここから始まる。

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