好きでメンヘラになったわけじゃない
さえないさえこ
メンヘラってつらいよ。
※この作品の登場人物・学校名等は全て仮名です。
はじめまして。兼業メンヘラ理系女子、佐江内冴子です。さえないさえこ。どうか、さえない子とは略さないで。
この作品では、メンヘラ作者の体験を元に(とあえず)メンヘラさえないさえこが自分語りをしたり考え事をしたりしていこうと思います。
まあ、私が本当にメンヘラかどうかは微妙なんだけども。リスカしないし。オーバードーズもしないし。SNSで体調悪いアピールしないし。学校では普通に元気に学生してるし。股緩くないし。むしろ処女だし。
うーん、精神科で抗うつ剤貰ってて構ってちゃんなら、メンヘラって言うのかな。言うだろ。いいやそれで。
まあ、共感してくれたり、気持ち悪いと思ってもらえたりすれば幸いです。せっかくのネットだもん。りあるではできないことをやってみたいわ。
ところで私、メンヘラとは言っても、幼い頃からメンヘラしてたわけじゃありません。かなり寂しがり屋で目立ちたがりな、素質のある子供ではあったけど、今よりずっとマシだったと思う。
本格的にメンヘラ始めたのは思春期から。思春期を駆け抜ける中で、自分の中のゆがみがどんどん大きくなっていって、ある時点を境にパーンしたんだと思います。涙がボロボロでてきて、家から出られなくなって、精神科に通い始めて、薬漬けになって、なぜか体力も免疫力も落ちて、わがままになって泣き虫になって、嫌なことがあったらすぐに体調悪くなる。うわ、吐き気がするほどクズい。
こういうの、一度覚醒するとなかなか後戻りできないんですよ。だって楽なんだもん。フラフラして突っ伏して辛いアピールしたり、泣いてたりしたら楽できるし、構ってもらえるから。やめようと頑張り始めてからの方がが、当時よりずっとしんどい。
メンヘラやると構ってくれる人もいましたよ、その中からお友達もできましたよ、何人かもう音信不通だけど。
小学生くらいまではさして辛くもなかったのになぁ。大人に近くなればなるほど、構ってほしくなる。
周りが大人になったから? まともな人は大人の付き合いをするから? 私が皆と一緒に大人になれなかったのはなんで?
こうやって聞けばだれか返してくれると思ってる自分が、嫌いで嫌いで仕方ない。
私だって好きで大人になれなかったわけじゃない。好きでこんな気質に生まれたわけじゃなければ、好きでこの気質を助長する環境で育ったわけじゃない。好きでメンヘラになったわけじゃない。
こんな人間に育っちゃった時点で人生ハードモードなんだから、さっさと死んだ方が合理的なのに、それもなんだか嫌なんですよね。
あーメンヘラつらい。読者の皆さんは、まともな人でいたほうがいいよ。
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