ますク。

 いつものバス停にて――


「ステ~キハウスチ~ズバ~ガ~?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なんかウチのバ~キンの最新バ~ガ~ににてるわね……」

 画像を見ながら、そんな感想を洩らす。


「こ~ゆ~具材を挟みまくった食べにくいハンバ~ガ~流行ってるのかしら?」

 パティやチ~ズのみならずベ~コンやフライドオニオン、グリルオニオンなどがはみ出まくったハンバ~ガ~の画像を見ながら、


「食べにくい……ケド、量が多いので良し!」

 そんな評価を下している月夜の隣では、


「ハイブランドのヴィトンがフェイスシ〜ルドをハンバイっ⁉︎」

 イブキがオシャレ系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「う〜みゅ……ブ〜メランとかときどきヘンなものだすよねぇ〜」


「フェイスバンドとシ〜ルドのフチには『LV』のモノグラムがあしたわれ、つよいタイヨ〜のひかりでシ〜ルドのいろがかわる……ムダきの〜おおいなぁ〜」


「かかくは10マン2000エン……プレ5が2ダイかえそぉ〜」


「このカカクならカンゼンたいせ〜えられるN95とM3マスクのがよさそぉ〜」

 医療用マスクをイメ〜ジしながら、


「とりあえず牛丼が食べやすいマスク開発は急務よね」


「……そんなカイハツどこもしてないとおもう」

 月夜の要望にそう返すイブキだった。

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