あかとみどリ。
いつものバス停にて――
「最近流行っている『ぴえん』がわからない?」
月夜がそんな記事を読んでいた。
「あの泣き顔のようなウルんだ大きな瞳が特徴的なアレよね? 最近は『カワイイ』の代わりに使ってる子も多いケド……」
メッセ~ジアプリの〆につかわれ『なに泣いてんの? 牛丼食べなさい』と思った月夜。
「あとは、そ~ね~……なんか響きがいいわよね。『ぴえん』って『ぴえん系の服』とかよくわからな使われ方もしてたわね~。ぴえん系の牛丼とかないかしら?」
自身もよくわからない使い方をしている月夜の隣では、
「カップめんのアカとミドリのセカリョクはぜんこくてきにアカがユ〜セ〜。へェ〜……そークなんだぁ〜」
イブキがグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「まあ。アカかミドリかっていったらアカだよねぇ〜。アカはシャ〜せんよ〜だし、ミドリはフツ〜のカラ〜だモン」
一つ目の巨大ロボをイメ〜ジしながら、
「ミドリでセ〜コ〜してんのってミクさんだけじゃないかなぁ〜……ほかのミドリがイメ〜ジカラ〜のってソ〜ゾ〜できない……ワリアイでもアカは6にたいしてミドリ3でハス〜かぁ〜」
「ソバたべるイチガツにかぎってもアカがユ〜セ〜なんだ……」
メ〜カ〜が出すデ〜タを見ながら、
「そ〜ゆ〜アンタは赤派なの?」
「イブキさんはドンべぇ〜」
どっちも食べていないイブキだった。
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