ふぇいク。

 いつものバス停にて――


「シュクダイをぜんぶやってくれるパソコンっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「お~これはいいねぇ~。2020ネンの4ガツ1ニチげんて~……あ~……うん……」

 日付を見てなにかを察するイブキ。


「これホント~にほしかったなぁ~……」

 残念そうにそんな事を洩らすイブキの隣では、


「肉だく牛丼がついに販売っ!?」

 月夜もグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「そ、そんな……そんな事できるなんて……肉だく……だくだく……だくだくだく……どこまでやっていいのかしら?」

 月夜が瞳を肉にしながらそんな事をいう。


「でも、まさかこんな日がくるとはね~。まさにドリ~ム丼じゃない」


「いや~月夜。キョ~でたニュ~スはしんじないほ~がいいよぉ~」


「なんでよ? ドリ~ム丼はあるわよっ! 肉がじゃんじゃん増えていく牛丼」


「キョ~はエイプリルフ~ルだよ」


「えっ! じゃ、ウチのドリ~ム丼は……」


「あしたイコ~まであったらホントかもねぇ~。ほら、ロシアさんはガイシュツきんしをテッテ~するためにライオンとトラを800ト~はなしたって」


「ホントならすっごいコトするわね」


「ダイトリョ~はおもしろいかんがえだが、コ~リツをかんがえるとクマのほうがいいのではとコメントだって」


「もう、どこまで本気かわかんないわね……ドリ~ム丼は本当だといいな~」

 そんな風に洩らす月夜だった。

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