きセ〜。
いつものバス停にて――
「肉まんが売れなくて十二億円の赤字っ!?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「今年暖冬だったからかな? でも、肉まんの魅力ってそこじゃないと思うのよね~」
月夜が記事を読みながら、そんな声を洩らす。
「お手軽に手にもったまま肉を食べる! それが肉まんのいいとこよね~。まさに和風ハンバ~ガ~みたいな感じ。寒いときに食べると一層おいし~のは否定しないケド、あったかい時に食べてもいいと思う、みんなもっと食べるべきよっ!」
月夜がそんな風に力説している隣では、
「カガワでゲ〜ムはいちにちイチジカンじょ〜れ〜きまる!」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「これはかんぜんにジダイにギャッコ〜してるよねぇ〜。いまやゲ〜ムのうまさでおかねかせげるし、そもそも90ネンダイにせかいの10ネンさきをいってたニホンがおちぶれちゃったのはシャカイがキョ〜リョクしなかったからだよねぇ〜」
「ゴラクやエンタメをわるいモノってきめつけてキセ〜やヘンケンでみるのはダメだとおもうなぁ〜。やりこめばどんなモノでもビジネスチャンスあるのに……」
「なんかグダグタ言ってるケド本音は?」
「いちジカンはみじかいよっ! ダキョ〜して8ジカンっ‼︎」
「それ睡眠、食事抜いたらゲ〜ムしかしてなくない?」
香川には住めないイブキだった。
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