さんポ。

 いつものバス停にて――


「大手回転寿司チェ~ンでジャンケンに勝てば二人前の持ち帰り用に握り寿司が無料っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「外食する人がすくなすぎて外食産業の食材が余ってるって話しだもんね~。こ~ゆ~事やって人呼びこまないと厳しいのかしらね~ウチがじゃんじゃん食べまくらないとダメなのかしらっ!」

 妙な使命感に燃える月夜。


「ジャンケン大会で毎日五〇〇人前を用意。期間中の七日間で三五〇〇人前を配布! 三五〇〇人前……」

 月夜は山盛りの寿司をイメ~ジしながら、


「いいわね! 握り寿司の山盛りなんて……肉山に匹敵するほど魅力的な光景だわっ!!」

 月夜がそんな事を言っている隣では、


「チチュ~カイにあるキプロスと~でトシフ~サされたマチでドロ〜ンをつかってペットのサンポをさせる?」

 テクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ふ〜みゅ……なるなるペットのリ〜ドをドロ〜ンにつないでサンポ……ほんにんはバルコニ〜からソ〜サ」

 表示された画像を見ながら、


「でも、こんなちっさいドロ〜ンじゃワンコがはしりだしたらひっぱられてツイラクしそ〜だよねぇ〜」


「サイズもワンコよりち〜さいトイドロ〜ンっぽいし……月夜とヒトマルしきセンシャをつなぐモンだよっ!」

 月夜と一〇式戦車の砲塔を鎖で繋げて姿をイメ〜ジしながら、


「ウチ戦車に引っ張られちゃうのっ⁉︎」


「ううん。月夜がワンコのほうだよ」

 月夜が戦車をズリズリ引き摺りながら歩いてる姿をイメ〜ジしながらそういうイブキだった。

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