ほネ。

 いつものバス停にて――


「ロシアでマンモスのホネでつくられたナゾのサ~クルがハッケンされるっ!?」

 イブキがオカル系のネタを集めたアプリの中にあった、そんな記事に喰いついていた。


「やく2マン5000ネンまえのコ~ゾ~ブツがハックツされ、それは60ト~にもおよぶケナガマンモスのホネでつくられたわかった! マンモスのボ~ンサ~クル……なんだろぉ~? ハンタ~のムラがあったのかなぁ~? でも、それならサ~クルにしないかぁ~……マンモスのホネでつくられたブキ――もうソンザイしないセ~ブツのキチョ~なソザイでつくられたブ~メランやナイフ――ロマンあるよねぇ~」

 イブキは毛皮を着て、マンモスの頭蓋骨をかぶった原始人スタイルをイメ~ジしながら、


「ロシアのボロネジからみなみに30キロのちてんにあるこのイセキ。このフキンはキュ~セッキジダイのイセキがかずお~くハックツされ、こんかいのホネのサ~クルはサイシュ~ヒョ~ガキのモノでやく12メ~トルのきぼ――う~みゅ……いったいなんなんだろぉ~? サ~クルないにはヒをシヨ~したケ~セキやヤサイのカスがみつかっており、ショクリョ~のホゾンコかあイエ――マンモスハウスのカノ~セ~もっ!? マンモスハウスっ!? すんでみたいなっ!」

 骨をくみ上げ皮を張り合わせたテントをイメ~ジしながら、


「それにしても、なんで60タイも――」


「火や野菜が残ってたなら食べたんじゃないの?」


「マンモス60タイもっ!?」


「がんばれば食べれるでしょ」


「月夜みたいなヒトがすんでたのかなぁ~?」

 原始人スタイルの月夜をイメ~ジしながら、そういうイブキだった。

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