にゅ〜たいプ。
いつものバス停にて――
「鉄板モノのアブラハネからスマホを守るカバ~?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「肉の日の前に知りたかったわね~……」
月夜は昨日のアブラまみれでギトギトになったスマホを思い出しながら、
「まあウェットテッシュで拭けばほとんどとれるからいいんだケドね~。鉄板モノを食べるときのスマホ汚れはホント悩みドコよね~」
「たべるときにスマホださなければい~よ~ぉ~なぁ~?」
隣でイブキが洩らした呟きを無視して続きを読み進める。
「数回分の紙ナプキンも同梱。とんでくるアブラをガ〜ドし食後に紙ナプキンを交換するだけ……交換がちょっとメンドイかも?」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「ロボットそ〜じきにニュ〜タイプがト〜ジョ〜っ⁉︎」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ど〜シンカしたんだろぉ〜? ウデはえてんのかなぁ〜? かたづけもできるよ〜になったのかなぁ〜?」
そんな期待感に満ちた事を言いながら続きを読み進める。
「Dがたシェイプすたいるになり、センサ〜でマドリやへやをデ〜タか、プロセッサ〜をト〜サイすることでコ〜リツてきなソ〜ジがカノ〜にっ!」
読み込まれた画像を見ながら、
「でも、ウデはなしかぁ〜ザンネン……」
「そ〜ね。はやく腕をつけて牛丼作れるようにしてほし〜わよね」
「ソ〜ジキにギュ〜ドンつくらせるの⁉︎」
そういって驚くイブキだった。
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