よボ〜。

 いつものバス停にて――


「小学生男子が学校を休みたいために流行ってるコロナウィルスに感染しようと半裸で転げ回ったり、取手や階段の手すりを舐め回した……そんだけ元気だったら感染しないと思う」

 月夜が小学生男子の行動にそんなケチをつける。


「アンタはしないの?」

 半分呆れながらイブキに話しを振る。


「しないよっ!」

 言い切るイブキ。


「へぇ〜……学校休みたくないの?」


「イブキさんはゲンキなままでガッコ〜やすみたいっ! タイチョ〜くずしたらせっかくやすんでみたのしめないよっ‼︎」


「なんかまともな事を言ってる……?」


「だからイブキさんいがいがタイチョ〜くずしてガッキュ〜へ〜さとかがのぞましいっ!」


「言ってなかったっ⁉︎ 被害拡大してるっ‼︎」


「できればゾンビウィルスとかがいい」


「なんか注文つけはじめた」


「ながびきそ〜だから」


「元に戻れる可能性低いじゃない?」


「そんだけの理由でゾンビにされるクラスメイトが哀れよ」


「まあ、イブキさんはカンセンしないし」

 マスクもつけないのノ〜ガ〜ドのまま言い切る。


「バカだからね〜」

 と、返す月夜だった。

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