せきカ。
いつものバス停にて――
「ショ~ワのはじめゴロにはチョ~ノ~リョクシャをイクセ~するガッコ~があったっ!?」
イブキがオカルト系のいかがわしい話しを集めたアプリの中にあった、そんなものを読んでいた。
「チョ~ノ~リョクシャをイクセ~って……」
イブキは世界中で有名な某魔法魔術学校をイメ~ジする。
「やっぱしハシラのなかにとびこんでレッシャでいくのかなぁ~?」
明らかに日本ではない西洋風のイメ~ジをしながら、記事を読み進める。
「このテ~コクシンレ~ガクイン――おぉ! なんかコ~ブとかありそ~なナマエ。このガッコ~ではセキカのジュツや――セキカっ!? メデュ~サっぽいワザかなぁ~? いちぶをセキカしてカタナのコ~ゲキをふせぐ、ジブンがイシになるんか~いっ!」
「ほかにもハンジュ~リョクのワザやモノをひきよせるテレポ~トとかもノ~リョクケンキュ~もあった……ふ~みゅ……なかなかおもしろいはなしだなぁ~」
「月夜、月夜」
「ん?」
イブキは両手を突き出し、
「セキカのジュツするからたたいてみて」
「ふんっ!」
月夜はバス停を振り上げてイブキを薙ぎ払う!
ゴウっ!
轟音をあげてイブキは対向車線のほうまで飛ばされ街路樹に当たると『メキメキ』という木の繊維が裂ける音とともに土煙の中へ消える。
「できた!」
数分後、もどってきたイブキは開口一番そう言う。
「できたの? それ」
なぜか頭にデッカいタンコブをつくったイブキを見ながら、そういう月夜だった。
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