せっト。

 いつものバス停にて――


「わかもののソシャゲばなれかぁ〜……」

 イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「たしかにシステムいっしょでキャラグラだけかえてリョ〜サンしまくったモンねぇ〜。サ〜ビスおわちゃったものもいれると、かなりのかずになりそ〜」


「そ〜やってキャラにケッコ〜なウェイトおくわりにインフレはげしくってすぐつかえなくなったりするし……そろそろべつのケ〜タイにイコーするべきかもねぇ〜」

 様々なサ〜ビスのソシャゲ画像を見ながら、


「スマホならではのキノ〜をつかったなんかできないかなぁ〜? いちジョ〜ホ〜やホコ〜きの〜つかったウォ〜クやGoはよかったよねぇ〜」

 そんな事を言いながら新しいソシャゲの在り方を考えているイブキの隣では、


「お湯とカップ麺をセットしてボタンを押すだけで作ってくれる全自動カップ麺調理器っ⁉︎」

 月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ついに……ついにそんな物まで……これなら米と牛をセットするだけ牛丼が作れる機械がでる日も近いわね」

 牛をセットするというちょっとわからない事を言う。


「カップめんはね〜もっとカンタンにつくるホ〜ホ〜あるよ」

 そういってキャンパ〜のブログを見せる。


「カップめんにミズいれてたきびのなかにト〜カしてまつだけ」


「燃えないの?」


「うちがわがミズとせっしてるからもえないんだって」


「へぇ〜……」

 そう言いながらイブキのスマホ画面を見る。


「でも、ちょっと焦げててなんかあんまりやりたくないわね」


「そだね〜。あとたきびにウシさんとコメをセットしてもギュ〜ドンにはなんないから」


「わかってるわよっ!」

 先回りしてそういうイブキだった。

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