すいっちだんシ。
いつものバス停にて――
「寒いこの季節に豚汁が半額!」
月夜が牛丼関係の情報を見ていると、
「牛丼の最高の食べ方?」
そんな記事を目に着いた。
「ふふん♪ 牛丼はいつ食べたって最高なのよっ! でも、ちょっと気になるわね~……」
自信満々にそう言い切りながら、続きが気になり読み進める。
「ちょい寝かし牛丼? 持ち帰りの牛丼をあえて放置して最高の状態に仕上げる――無理よっ! 牛丼を我慢するなってっ!! 人類には食欲がちょっとでもある人には無理よ!」
「牛丼を前に『待て』はどんな忍耐の持ち主でも、忍者でも不可能な事よ。あっ! でも、大量に注文したら後のほうのやつは寝かし牛丼状態になているのかも? そ~よ! いっぱい頼めば後半はそ~ゆ~のになってるじゃない!」
月夜がまるで悟りでも開いたかのような明るい表情でそんな事を言っている隣では、
「あるゲ~ニンさんがTwitterでSwitchをおとしてしまいジョ~ホ~をあつめている?」
イブキがなぜかゲ~ム系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「そのヒトはフダン、ハイテンションをうりにしているゲ~ニンさんでTwitterでもそのテンションのたかさがウケていた。ふ~みゅ……そなんだぁ~」
「それがSwitchをおとしたホ~コクにはテンションのたかさがミジンもなく、もくげきのリプライにはキャラにあわないテ~ネ~なタイオ~。う~みゅ……ホントはシャイでやさしくてジョ~シキあるヒトなんだよねぇ~Switchやってるオトコのヒトは――」
「アンタ。あ~ゆ~人がいいの?」
「ううん。もっとしずかなヒトがいい」
Switchが見つかる事を祈りつつ、バッサリとそう言い切るイブキだった。
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