あんどろいド。

 いつものバス停にて――


「う〜みゅ……JKアンドロイドはブキミのタニをこえたのか?」

 イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「不気味な谷?」

 聴き慣れない言葉に月夜が反応する。


「ギジュツてきなトクイテンのコトで――アンドロイドをヒトににせていくとコ〜カンドがあがっていくんだけど……ヒトのシンリてきにあんまりヒトそっくりのコ〜ド〜をとるとケンオカンがでるんだって」


「へぇ〜……むかし人形みたいなのが話してておもしろかったケドな〜」


「そそ。――で、みためがもっとヒトにちかくなって、カイワやシグサもヒトっぽくなると」


「嫌悪感を抱くの?」


「そそ。で、そこからさらにヒトにちかづけると、コ〜カンドがあがんだって、そのケンオカンをいだくトコをブキミのタニってゆ〜だってさぁ〜」


「へぇ〜……中途半端にリアルなロボットが人に近い仕草や行動をしちゃダメなのね〜」


「ロボットにするならカワイイ、ペットみたいなやつにするか、ヒトとみわけられないぐらいセ〜コ〜につくるしかないってコトだよねぇ〜」


「まあ、ウチは牛丼さえ作れるならリアルだろ〜がカワイイかろ〜が構わないケド」


「とりあえず、そのキノ〜はいらないとおも〜うよ」

 3DCGのアンドロイド動画を見ながら、そういうイブキだった。

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