うるとラ。
いつものバス停にて――
「やきつきポ〜クソテ〜にカットステ〜キ重か〜……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「こ〜ゆ〜販促ポスタ〜でよくどっち?とか書いてあるケド、両方食べればいいと思う」
割とボリュ〜ムのある両画像を見ながら、
「食べてるときにアッチは――とか思うぐらいなら、いっそ二つとも頼んで食べちゃえ、へ〜きよ意外とがんばれば入るから」
誰に向けてか、そんな事を言っている月夜の隣では、
「ポテトのウルトラまんがもりっ⁉︎」
イブキがファ〜ストフーるど店の新メニュ〜を見ながら、
「しかも、どのサイズも560エン……」
「その金額なら普通にセット食べられるじゃない」
「さいじょ〜までもりにもったポテト――ツ〜ジョ〜1240エンも540エンにっ⁉︎ これは2ついくしかないよねぇーる」
髪の容器に盛られたポテト山画像を見ながら、
「アンタ。量より質って言ってなかった?」
「ポテトはジカンけ〜かによってアジがかわるからっ! アツアツサクサクのできたて――おいし〜よねぇ〜。ちょっとジカンたってシナシナになったやつも――おいし〜よねぇ〜」
「……ただいっぱい食べたいだけじゃない」
そういって呆れる月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます