ぶド~。

 いつものバス停にて――


「グ~グルせんせ~のだしたゲ~ムきのレビュ~かぁ~。ペケバコがんばってるけどレッドリングもんだいとかいろんなコトやっちゃたからなぁ~」

 イブキがゲ~ム系情報の中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ゲ~ムきじゃなくって、クラウドゲ~ムサ~ビスかぁ~……クラウドゲ~ムはまだまだツ~シンそくどのモンダイとかいろいろカダイあってカイテキじゃないんだよねぇ~……Ⅹの3DSばんなんか、メッチャかいせんゼッコ~チョ~なトコじゃないとマトモにできなかったモンねぇ~」

 そんな愚痴を洩らしつつ、


「プレイしたカンソ~は――ミライをかんじさせるが、まだまだあらけずり……ジッキとくらべてグラ、カイテキせ~なんかをヒカクすると、まだまだとゆ~ヒョ~カになる……ふむふみゅ……」

 そんな風にゲ~ム情報を読んでいるイブキの隣では、


「海ブドウは単細胞? 粒や葉は全部おなじ細胞。へぇ~……そ~なのね~」

 グルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「海ブドウは全部おなじ細胞でできているのにブドウのような複雑な形をしているのは謎である。なんか……真面目な科学の記事っぽいわね~。海ブドウに関する記事だと思ったのに……」

 読み始めて予想以上に硬い記事にそう洩らす。


「ブド~はね2コをレンジでいれると、こんなふ~になるよ」

 そういって2つの輝く玉の写った画像を見せる。


「こんな風になるのっ!?」


「そそ。ただアブナイからぜったいやったダメなんだって、ブド~がプラズマかしてヒがでるって」


「へぇ~……なんか一気にど~でもいい話しになったわね~」

 画像を見ながら、そう洩らす月夜だった。

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