じド〜。

 いつものバス停にて――


「今度は縦に折り畳むスマホを発表?」

 月夜が最新のスマホニュ〜スを読みながら、


「縦にってコトは縦長になるのかしら? 前の横にひらくのもすごかったケド、今度のも――まず液晶ディスプレイを曲げるってのがすごいわよね〜。たぶん実物さわんないとわかんないと思うケド……」


「ただ――技術はすごいと思うケド……いまいち必要性を感じないわよね〜折り畳む事の」


「そ〜そ〜。やっぱしジセダイのスマホはとんだり、ジバクしたりだよねぇ〜」


「いや。その機能もイマイチ必要性を感じない」

 口を挟んできたイブキにそう返す。


「ん? 自動エサやり機? アンタ、ペットとか飼ってたっけ?」

 イブキのスマホ画面に映っていた記事を指して、


「んと……さいしょはちがうのよんでたんだけど、なんかカンレンコ〜モクできた」


「自動エサやり機関連って……」


「さいきんのすっごいんだよっ! シンプルなさかなのエサやりかた、イヌ、ネコのもあったり」


「ネコがエサやり機のやり方覚えちゃって、無限エサ状態のやつもあったわね〜」


「そそ。ちゃんとしたやつはダイジョブだよ」


「確かにこの技術はいつかできる全自動牛丼製造機に使えるわね〜」


「こ、こんなトコのノウハウもつかうんだっ⁉︎」

 改めて月夜の本気を知るイブキだった。

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