そ〜せんきょ。

いつものバス停にて――


「スプラ2はボイチャたいお〜かぁ……」

イブキがゲ〜ム系情報を見ながら、


「ダイジョブかな? FPSのボイチャってそんなにイイイメージがないんだけど……」

イブキは第二世界大戦や船上、雪原、砂漠、などの極地で戦った記憶を思い起こしながら、そんな呟きを洩らす。


「スプラはほかのとちがってわりとギスギスしてないからヘ〜キなのかな〜?」

イブキがそんな心配をしている隣では、


「マックの総選挙がダブルチ〜ズバ〜ガ〜に決定か……これで公約通り値段そのままでトリプルになるんだ」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を見ながら洩らす。


「おっ! 二位のテリヤキもダブルになるんだっ⁉︎ いいじゃない‼︎」


「ソ〜センキョかぁ〜……」

月夜の呟きが耳にはいったのかイブキがそんな事を洩らす。


「なによ?」


「ん? いや〜『いいおよめさんになれる』とか『ショ〜ライきょにゅ〜になれる』とかだったらイブキさんもジョ〜イねらえるかな〜? って」


「そのカテゴリならノ〜票でフェニッシュだと思うわよ」

月夜が冷酷にそう告げるのだった。

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