ズレ。
いつものバス停にて――
「おぉ! このシンサクのポテチはなかなかよさそう〜」
イブキがゲ〜ム情報を見ながら、そんな事を洩らす。
「イブキも見てんだ、この記事」
隣で同じ様にグルメ系ニュ〜スを見ていた月夜が反応する。
「いままでありそ〜だったけど、なかったよね〜」
「? そう? わりとありがちな味だと思うケド……?」
イブキの言葉に首を傾げながら返す月夜。
「でも、ナツといったらこれかもね〜」
「? そう? 確かに夜の浜辺とかで見るケド……」
「よるのはまべでみるのっ⁉︎」
月夜の言葉に信じられないといった様子で、
「ちょっと待って! 新作のポテチの話しだよね?」
「うん。シンサクの――」
「バ〜べ「ひやチュ〜」」
「「えっ!」」
思わず互いに顔を見合わせる。
「なに……? ポテチの冷やし中華って……」
「ゲ〜センのケ〜ヒンででるの」
「う〜……」
「月夜もたべたくなってきた?」
「本物の冷やチュ〜食べたくなってきた」
そういってスマホ画面に映ったパッケージを見つめる月夜だった。
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