きゃら。

 いつものバス停にて――


「オンゲでネカマのフリをしたコトがあるオトコのヒトは70パ〜セントもいんのかぁ〜」

イブキがゲ〜ム情報にあった、そんな記事を見て洩らす。


「へぇ〜……そんなに多いんだ」

隣で単語帳アプリを起動させたスマホをイジりながら、


「んふふ――オンゲのソ〜ビってカワイイのおおいから、みんなカワイイものがにあうキャラにするのさ」


「ふ〜ん……アンタはどんなキャラでやってんの?」

あまり興味もないが、話しの流れ的そう振る月夜。


「イブキさん? イブキさんはね〜コレっ!」

そういってゲ〜ム内のキャプチャ〜画像を見せる。


「なに? このベル◯ルクのガ◯ツみたいなキャラ

月夜が大剣を担いだ傷だらけの大男の画像を見ながら、


「ふふん♩ イブキさんのキャラ」


「カワイクないっ!」

全力でそう言い切る月夜だった。

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