♯しょ〜りゅ〜けん。

 いつものバス停にて――


「へェ〜……キノ〜ってショ〜リュ〜ケンのひなんだ」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら感心したように洩らす。


「なに? その日?」

それを聞き止めた月夜が飽きて顔で尋ねる。


「なんかね〜テンキ〜のハイチで『→↓↗︎』が『623』になるからショ〜リュ〜ケンのひなんだあって!」


「ふ〜ん……」


「まあヒトによっては『オニヤキ』や『ライジングタックル(シリ〜ズによっては↓ため↑)』ってゆ〜ヒトもいるかもしれないけどね〜」

そういってから、少し考えると、


「イブキさんてきには『ちょ〜アッパ〜』のひがいいかな! あぁ……でも……『サイコソ〜ド(やや棒読み口調で)』でもいいなぁ〜」


「なにを言ってるのかサッパリわっかんない」

レトロゲ〜用語に首を傾げる月夜だった。

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