おすし。

 いつものバス停にて――


「ポテロ――スシロ~でスタミナ肉いなりっ!?」

 月夜がグルメ系ニュ~スの中にあった、そんな記事に物凄い勢いで喰いつく!


「ね~ね~。イブキ~」

 その記事を見るなり、隣でモテ仕草特集を見ていたイブキへと話しを振る。


「帰りにスシロ~よっていこ」


「えぇ!? かえりにオスシっ!?」

 月夜の誘いに大袈裟の声を上げるイブキ。


「ガッコ~のかえりにオスシたべんのっ!?」


「そんなにおっかしいかな?」

 イブキの言葉にそんな事を言いながら首を傾げる月夜。


「おっかしいよっ! ゴハンまえだし、ちょっとアイスたべるとかじゃなくて、ガッチリたべるでしょ」


「う~ん……そっか~……寿司とアイスはちがいのかぁ~……」

 いまいちよくわからないといった表情でそう呟く。


「クリ~ムソ~ダフロ~ズンパフェとかイブキ好きそうだったのになぁ~」


「いこ!」

 そう即決するイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る