ぴざ。

 いつものバス停にて――


「ウィンド~ズジュ~のムリョ~が7がつ29にちまでかぁ~……セブンにくらべるとつかいにくかったけど、サポ~トおわっちゃうしなれるしかないのかなぁ~……」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スを覗きながら、そんな事を洩らす。


「フグアイやつかえないアプリがふえるとイヤなんだけど、さすがにサポ~トおわったノ~ガ~ドでつかうきにはなんないし……なれるしかないかぁ~」


「ピザにピザをトッピングを超えた――ピザでできた箱にはいったピザっ!?」

 月夜がそんな意味不明の言葉を発するっ!?


「月夜なにいってんの?」


「ピザがピザにはいってくるんだよっ!」


「?」

 月夜の言葉に首を傾げて疑問符を頭上に浮かべるイブキ。


「だから~ピザの中にピザがはいってるのっ!」

 月夜は意味のない身振り手振りを交えつつ、必死に伝えようとするが、かえって難解にしている。


「なんでピザのなかにピザがはいんのさぁ~?」


「ピザで箱作ってるからっ!」


「なんでピザでハコつくんの?」


「それは――ほら……ネ」

 月夜は右手と左手の人差し指の先を互いにくっつけながら、


「箱までピザだと、2枚食べれてお得?――とか?」

 結局、本音はいっぱい食べたいだけの話しだった。

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