しつも~ん。
「さんんじゅっ~け~ん!」
「またこれぇ~? ホントにネタ切れなのね……」
月夜が呆れ顔でそう洩らす。
「いやいや。それがねぇ~……」
イブキは嬉しそうな表情で勿体つけながら――
「じゃーんっ!!」
妙な効果音を出しながら、背に隠していたハガキをみせる。
「なに……? それ……?」
月夜が不審な表情をする。
「もう2ネンもやってんだモンっ! よんでるヒトだってト~ゼンさまざまなギモンやシツモンがあるとおも~うんだよね!!」
「それがきてるの? ハガキで……?」
月夜の疑わし気な視線はさらに度合いを強めて、
「まぁ……それはおいといて……月夜にシツモンきてるよ~」
「う、ウチにっ!?」
「うん……えっと……はじめてブラつけたのはいつですかぁ~? だって」
「えぇ! そ、そんな事言わないとダメ……なの?」
「いわないとダメっ!」
イブキが人差し指を立てて言い放つ。
「う~ん……た、確か小学5年生のときだったかな~」
「じゃ、ムネをおっきくするためにしてるコトは?」
「なんにもしてない――って、なんで質問繋がってんの?」
「た、たまたまだよ。ええっと……つぎは――オッパイのサイズはいくつ?」
一瞬の隙を突いてイブキのもってるハガキを掠めとる月夜。
「これ白紙なんだケド……」
ユラリと月夜の身体からオ~ラの様な殺気が立ち上る!
「さ、さぁ――きょうはここまでで、さらば!」
ぴゅ~とその場を立ち去るイブキ。
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