け〜す。
いつものバス停にて――
「ふ〜みゅ……」
イブキがキラキラした液体のはいったスマホケ〜スを見ながら険しい表情をしている。
「これアブナイのかぁ〜……ケッコ〜きにいってたんだけどなぁ〜……」
残念そうに呟きながら、スマホケ〜スを本体から外す。
「ど〜したの?」
月夜が黒い無骨なデザインのケ〜スにはいった小型のスマホをいじりながら、
「んとね〜……このケ〜スにはいってる――」
イブキはそう言いながら、ケ〜スとスマホの間にはいっているキラキラの液体を指しながら、
「このキラキラしたやつがもれるフリョ〜ヒンはあって、このキラキラしたえきたいにふれると、ヤケドしちゃうんだってさ〜」
イブキが消費者センタ〜の警告文をスマホ画面に表示させながら言う。
「ふ〜ん……アンタならそんな事きにせずに使うと思ってたケド……」
「だってさ――イブキさんのイイトコっていったらキョニュ〜(ヨテ〜)とこのキレ〜なユビだもんっ!」
そういいながら、水仕事やゲ〜ムで酷使している割には長く細いうえに理想的といっていい程整えられた爪を見せつける。
「イブキ……」
月夜は真剣な表情でイブキの肩に手を乗せると、
「もし、アンタのフィギュアかなんかにそんな表示があったら景品表示法違反で消費者センターから販売差し止めくるわよ」
イブキの「もうすこししたらおっきくなるモン」主張は詐欺罪相当と言い切る月夜だった。
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