どっち?

 いつものバス停にて――


「ふ~む……2がつのゲッカンらんきんぐでVitaはカンコレがイッチバンかぁ~……はんばいまえはクソゲ~しゅ~ハンパないからかわないってゆ~ヒトばっかしだったのになぁ~……ユダンしててイブキさんかえなかったモン……」

 若干、落ち込むぎみ洩らすイブキ。


「まっ――すぐにネットでかったけど」


「ふ~ん……朝ゴハンは米かパンの論争で辛うじて米派が勝利ねぇ~」

 月夜がグルメ系ニュ~スにあったそんな記事を読んでいる。


「でも、そんなに差はないわね。米派が54パ~セントでパンが38パ~セントかぁ~……」


「そ~いえば――」


「イブキはどっちなの?」


「ん?」

 ゲ~ム情報に夢中になってたイブキが突然、話しを振られて不思議そうな表情をする。


「朝ゴハンは米かパンかってゆ~話しよ」


「あ~……う~ん……イブキさんとのバ~イ、ゴハンのときもあるし、パンもあるし……めだまやきもあるしな~……」


「へぇ~……そうなんだ」


「月夜はどっちなの?」


「ウチ? ウチはどっちもよ」


「あ~……やっぱし、そ~なんだ」

 イブキはそういって納得するのだった。

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