ろまん。

 いつものバス停にて――


「ニンゲンのノ〜ミソとコンピュータをセツゾキするカイハツプログラムをハッピョ〜! おぉ! なんかよくわかんないけどスゴそ〜‼︎ ゲ〜ムにフルダイブできるヒもちかいかなっ‼︎ ロマンをかんじるぅ‼︎!」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スを読みながら一人感動に打ち震えている。


「愛知県名古屋市の大須観音にあるハトのエサ場がハトの大群に襲撃されて食べ放題状態になるっ⁉︎ 食べほ〜だいっ‼︎ あぁ……イイ響き!!! いくらでも食べてイイよ、食べほ~だい――あぁ……なんてステキな言葉……ロマンを感じるわ」

 それぞれスマホで別の記事を読みつつ、ロマンを感じる二人。


「月夜……ハトのエサにロマンをかんじるのはヒトとしてど〜なの?」


「べ、別にハトのエサを食べたいワケじゃないわよっ! 食べ放題ってゆ〜言葉に惹かれてんのっ‼︎」


「そ〜いうモン?」


「そ〜よ。むしろハトのエサよりハトを――」


「たべちゃダメだよっ‼︎」

鳥料理に目のない月夜だった。

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