りゅ~せ~
いつものバス停にて――
「45おくねんまえにおちたインテツからつくられた。ケンジュ~?」
イブキが米国の銃器メ~カ~が45億年前に墜ちた隕石――ギベオン隕石から採取された隕鉄で拳銃を制作したという記事をウットリとした表情で読みながら、
「すっごいなぁ! きっと、ものすっごいセンザイノ~リョクがやどってるっんだろなぁ~」
と、完全なRPG脳でそんな事を呟く。
「いいなぁ~ほし~な~」
と、物欲しそうな声で、
「いくらなの?」
そんなイブキの様子に月夜が口を開く。
「う〜んと……50〜100マン……」
「うっ! 割とするのね」
「……ドル」
「1億こえてるっ⁉︎」
「でもでも、このブキじゃないとダメ〜ジとおらないてきとかでてきたらど〜すんの?」
「普通の女子高生は隕石から造り出された武器にしか効果ない敵には出会わないわよっ!」
「センセ〜とか」
「それ普通の武器でもイケる――じゃなくって! 先生襲ったらダメでしょ‼︎」
「テストとか」
「それ銃じゃ何の役にも立たないでしょ」
「あとは――」
「とゆ〜か、普通に法律的にダメじゃない? 日本だったら」
「ここまでひっぱってそんなジョ〜シキてきなオチっ⁉︎」
展開にどこか納得いかないイブキでした。
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