えんかくそ~さ。

 いつものバス停にて――


「ふむふむ……6Sがせかいさいそくでハンバイされるオ~ストラリアでレツのよんばんめにいるのはロボット!?」

 イブキが本日販売される新型のスマホ情報を漁っていると、そんな記事に巡り合った。


「ロボ!ットが場所とりしてんのっ!?」

 月夜もイブキの言葉に驚きをみせる。


「うん。――ってゆってもセグウェイのさきにタブレットたんまつひっつけただけのやつだけどね――ほら」

 そういって画像を見せる。


「確かにロボットって感じじゃないわね……」

月夜がそういって画面を見据える。


「でも、これがハヤったららくになるよね〜」


「流行るかな〜?」


「さらにドロ〜ンとガッタイさせて、うえからあらわれたり」


「街中じゃ飛ばせないんじゃない」


「ラ〜メンやのギョ〜レツもぜんぶペッパーばっかりに……」


「その内、ロボットの並びを禁止にするラ〜メン屋でそう……」


「そして――ガッコウもロボはかわりにぃ!」


「そ〜なるかもしれないケド、ウチらの在学中には間に合わんわな」

イブキの夢に冷静に突っ込みをいれる月夜だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る