ぽろり。

 いつものバス停にて――


「すた丼の監修した『すたみなカレ~』と『すたみなバ~ガ~』かぁ~」

 月夜はそう呟き、絶妙に計算された角度で撮られた画像を食い入るように見つめる。


「う~ん……カレ~は普通っぽいケド、ハンバ~ガ~のほうはおいしそう~かも、かかってるソ~スはチ~ズっぽいケド卵黄マヨネ~ズなんだ! これはイイかも!!」

 と、興味津々といった感じで画像を見た後に味をイメ~ジする。


「お~!」

 その思考を妨げるイブキの声。


「月夜、月夜――」

 イブキが興奮した様子で話しかけ、月夜の脳内のイメ~ジを完全に霧散させる。


「みてよ~! オトコのヒトってミズギのオンナのコみると、40パ~セントのムネをみて、ポロリをキタイしてんだってぇ!!」

 そう叫ぶイブキの肩に手を置くと、


「イブキ……よく考えて。あなたにはポロルものがにって事を……」

 その宣言を聞いた瞬間フラフラとヨロけると、バス停にもたれかかり涙するイブキだった。

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