さいず。
いつものバス停にて――
「あっ!」
月夜がグルメ系ニュ〜スを読んでいると、なにかを思い出したような声を上げる。
「ねぇねぇ――」
「ん〜?」
月夜が声をかけてきたのでイブキ読んでいた記事――ゲ〜ムの歴史年表という記事から目を離す。
「昨日からスタバで新作でてるから今日の帰り寄って行かない?」
「へぇ〜。どんなの?」
「うんとね……」
月夜はスマホを操作すると、その新作の画像を見せる。
「ヘぇ〜……ヨ〜グルとのフラペチーノなんだ。おいしそ〜」
「でしょ、でしょ!」
月夜がうれしそ〜に同意する。
「うえのクリームみたいなのでケッコ〜りょうもありそ〜だし、ト〜ルぐらいにしとこ」
「ウチは一番おっきなサイズにしよっと」
月夜がその時の事を想像してか至福の表情でそう言う。
「ヴェンティ〜だっけ?」
「えっ! Trentaトレンタだよ‼︎」
「なにそれ⁉︎ イブキさんのしってるやつとちがうっ⁉︎」
イブキの叫びも幸せそうな表情の月夜には届かなかった。
約1リットルらしいです。
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