じぇ〜け〜いめ〜じ。

 いつものバス停にて――


「オトナのオトコはみ〜んなJKがスキ?」

イブキがオシャレ系ニュ〜スをみていると、そんな記事が目にとまった。


「あ〜偶然ね。ウチもいまその記事開いたとこ」


「これをよめば、イブキさんたちもモテモテに――」


「いや、この記事って女子高生の魅力をファッションに取りいれよ〜ってのが狙いだから……元々、女子高生のイブキには参考になんないでしょ」


「そんなコトないよっ! よりJKらしくなるコトでイブキさんのミリョクはバイプッシュされんだからっ‼︎ イブキカイⅡなるんだモン‼︎!」


「ふ〜ん……まっ続き見よっか」

イブキの言葉をそういって遮って先を促す。


「女子高生といえば――ヒラヒラでいつでもパンツがみえそ〜なスカ〜ト? こんなふ〜に思われてんのっ⁉︎」


「たしかにスカ〜トはみじかいほどカワイイってフ〜チョウあるケドね」

そういって腰ほうを少し折りこんであるスカ〜トを触る。


「夏は完全に透ける下着ぃ⁉︎ 違うって! 好きでスケブラしてるワケじゃないじゃらっ⁉︎」


「いがいとジブリじゃきづかないんだよね〜アレ」


「この記事ちょっと信憑性が薄くない? イメージ上の女子高生みたいな気がする」


「そうだね。JKってみためカワイイけどなかみゴリラだもんネ」


「いや、そこまでは言ってない……」

そこは否定する月夜だった。

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