しゅ~かつ。
いつものバス停にて――
「なんか今日は就活関係の情報が多いな……」
月夜がスマホのニュ~スアプリでいろんなニュ~スを漁りながら、ポツリと呟く。
「そりゃ~。そ~いうキセツだからなんじゃない?」
と、イブキも軽く応じる。
「面接でこんな事聞かれるとか、某有名社長は『履歴書が手書きの奴は採用候補にもならない』とか――企業側は応募者のこんなとこをみている! とかって話しが多い」
「へぇ~」
「あなたの短所を教えてください。ってゆ~定番のモノから『自分を電化製品』に例えてくださいとかって聞かれる事もあるんだってさ~」
「デンカセ~ヒンかぁ……」
イブキが意味深顔で呟く。
「ん? なにか想像した?」
「うん。イブキさんはペッパ~かなって」
と、イブキが今流行りのロボットの名前を挙げる。
「あぁ! 確かに――」
月夜がイブキのムネを見ながら、得心がいったというよ~に声を上げる。
「でしょ! あんまりやくたたないケド、ばをなごませたりするマスコットてきな――」
「あっ! そ~いう意味だったのっ!? ウチは胸にモニタ~付いてて真っ平ってトコが似てるからだと思った」
「ぎゃふん!」
月夜の言葉に轟沈するイブキだった。
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