もみもみ。
いつものバス停にて――
「うんしょ、うんしょ! いてててててて――」
イブキがカバンの持ちて部分を腕に通して、ランドセルのように学生カバンを背中に背負たまま空いた両手で自分の胸ギュギュとかなり強めに揉みしだいていた!
「朝からなにやってんの?」
その姿に半ばあきれ顔の月夜が問いかける。
「いてててててて――え~っとね……イブキさんまいにちオフロでおっぱいおっきくするためにモミモミしてんだけど……」
「はぁ? そんな事してんだイブキ」
言いながら視線をイブキの胸元に移動させ、空しい努力とはこ~いうものかと思いながら。
「いまよんでた、ニュ~スにね。おっぱいをおっきくするにはしたのキンニクまでしっかえいマッサ~ジしないとコ~カないってかいてあったから、ヨイショ、ヨイショ」
そう言って力を籠めて揉みしだく。その健気な姿を見て、
「それ多分、効果ないよ」
という言葉を呑み込んだ月夜だった。
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