よくじつ~
いつものバス停にて――
「あ~あ……クリスマス、タダのヘ~ジツだったな~」
イブキが朝の寒空にむかってはぁ~と白いタメ息を吐き出す。
「いいじゃない。結構、楽しんだんでしょ?」
「うん……まぁ……おいし~モノいっぱいつくったり、プレゼントもらったり、楽しかった」
その時の事を思い出したのかニヘラ~と締まりのない表情を浮かべる。
「なら、いいじゃない」
「むう……それはそれ、これはこれなの! やっぱりカレシとすごすクリスマスもケ~ケンしてみた」
と、ない胸の前で手を組み夢見るような瞳で呟くイブキ。
「はいはい。いつかくるとい~わね」
「月夜はクリスマスのよくじつがショ~ブだもんね~」
そういって半額シ~ルが貼られたクリスマスケ~キ3個持った月夜を見るイブキだった。
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