すま~とふらいぱん。

 いつものバス停にて――


「温度センサ~を内蔵したフラインパン登場。スマホと連動して料理ごとに最適な焼き加減を調整してくれ、焦がす心配もない」

 月夜が珍しく最新テクノ系のニュ~スを読んでいると、次世代のフライパンという珍妙な記事に興味をもち閲覧すると、思わずそんな呟きを洩らした。

「それ、すっごいムダヅカイだよね~」

「そうだね。普通にキッチンタイマーで計ればいいだけだし、わざわざ温度センサ~を内蔵して、ブル~トゥ~スでスマホと連動させなくても……」

「つかいすぎて、コゲつくようになったらどうすればいいんだろうネ」

「あ~。確かに」

「もう、いっそ――」

 イブキがなにか良いコト思い付いた、といったような表情をしながら、

「ザイリョ~ほうりこんだらぜんぶやってくれるフライパンとかあったらイイよね?」

「たかがフライパンに随分と過度な要求をするね。イブキは……」

 月夜があきれ顔で呟くのだった。

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