げ〜むりろん。
いつものバス停にて――
「ぬう……ネンマツのマモノはでるまえにビッグタイトルのチョ〜ラクか……キャラがミギ〜になるのか〜やってみたいケド、ハ〜ドクラッシュのカノウセ〜もあるってホウコクもあるな〜」
イブキは年に2回、真剣に悩む時期がある。
「またクソゲ〜買うの?」
「うん〜でもどれがいいかな〜って」
「どれでも一緒でしょ。わざわざ見えてる地雷踏みに行くんだから」
「そ〜なんだけど……こんかいはわりとたのしみにしてるモノもあるから、セカイジュとかシンウチとかおもしろそ〜だし」
「なら、そっち買って。ダメそ〜なのは中古で買えばいいじゃん」
「それがね〜」
そこでいつも八の字になってる眉毛をキリっとさせると、
「物によってはすぐにワゴン行き(1000円)になる物もあるけど、出荷数や生産数によってはフルプライスで手に入れないと、みんなが怒りによってディスク破壊をすることで絶滅してしまう幻のクソゲ〜になることもあるんだよ。さらに、2年連続マイナス成長の日本経済から察すると――」
「ごめん。ウチが悪かった……そんなに深く考えてゲ〜ム買ってたんだね」
月夜は己の浅はかさを謝罪した。
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