おそろいコ〜デ。

いつものバス停にて――


「お揃いコ〜デかぁ〜」

月夜がいつも通りスマホでオシャレ系情報を見ていると、『JKとJDの8割強は友達とお揃いのコ〜ディネイトを楽しんでいる』という記事をみた月夜は――

「ん? ど〜したの?」

月夜の視線に気付いたイブキそんな応えを返す。

「いや……イブキとウチどっちも似合う服ってどんなやつかな〜って思って――」

「うん? 月夜とイブキさんってまったくタイプちがうし、おんなじフクソ〜したどっちかがにあわなくんるんじゃない?」

「そっか〜そうだよね。イブキって動き易いパンツ系好きだしね」

「月夜はわりとロシュツしてもいいほ~だもんネ」

「イブキはいっつも底上げブラだし」

「月夜はショ~ブフクのコトをたべほ~だいのときにきるフクだとおもってたもんネ」

「イブキ靴って全部上げ底だしね」

「月夜の下着――」

 そのあとも互いに数々の言葉を交わした後――


「お揃い無理そうだね……」

「だね……」

なぜかお互い傷ついただけの話題だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る