かさ。

 いつものバス停にて――


「海外のメ〜カ〜がさ――」

「うん?」

スマホを見ながら突然話しかけてきた月夜にイブキがそんな声をあげて応える。

「ブル〜トゥ〜スタグを表面に貼り付けた傘を作ったんだって」

「へ〜じゃ、それがあればおきわすれたりしないの?」

「ううん。スマホ使ってGPSで大まかな位置が特定できるんだってさ」

「じゃ、ドシャブリのなかですっごいとお〜いデパ〜トとかにひょうじされたらメッチャヘこむネ」

「そ〜ね」

「もっと、こう――スマホでピッピッと操作したらシュゴォォォォォォォォってとんできてパラシュ~トみたいにひらいて、さいごはてのなかにおさまるみたいなキノ~がいい!」

「それ、すっごい技術の無駄使い!」

 果たしてそんなSFっぽい世界はくるのか?

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