ぼ〜さいぐっず。

 いつものバス停にて――


「モンスタ〜におそわれたときのボ〜サイグッズ?」

イブキがそんな珍妙な記事を発見する。

「モンスタ〜? スライムみたいな?」

「そ〜いうのじゃなくてヴァンパイアとかゾンビとかオ〜カミおとことかそ〜いうの」

「あ! そ〜いうタイプね」

「ゾンビタイプにはゾンビサバイバーがおすショットガン。ヴァンパイアタイプにはジュ〜ジカにクイなどなど――」

「ネタとして置いておけばおもしろいかもね」

「さらにすべてのタイプにセンジュツシナンショをふぞくなんだって」

「指南書ってそんなんついててもねぇ……」

「まあ月夜にひつよ〜ないよね」

「え⁉︎ あぁ……まあウチ弓道やってる――」

「月夜ならたいて〜のカイブツはスデでやっつけちゃうモンね」

「なんでイブキの中のウチのイメージってそんな無双キャラなん?」

不満気に呟く月夜だった。

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