ばとら~

 いつものバス停にて――


「執事の世界……ゴクっ……」

 月夜のスマホ画面はそんな記事が表示されていた。

「……執事……執事ってアレだよね……」

 月夜はまるで本屋でエロ本を探す男子高校生のような挙動で周囲にみえないようにスマホを手で囲うと記事を読み始める。

「執事は多岐にわたりメイドやシェフのような家事役のまとめ役、ゲストをもてなす企画発案、実行に家計なども管理する。へぇ~結構やる事おおいんだ~」

「国債執事ギルドによると執事の多くは男性だが近年は女性の数も増加――? 女性の執事ってメイドさんの事じゃないのかな?」

 疑問に思ったがあまり興味もなく。それ以上思慮する事なく先を進める。

「執事の給料は週60時間で5万から15万ドルかぁ~変動するけど1ドル100円計算にすれば最低500万なんだ! 結構もらえるんだ」

 どんどん下にスクロ~ルさせて記事を読み進めていくと――

「一流の執事を目指すならオランダにあるインタ~ナショナル・バトラ~・アカデミ~という執事養成学校で学べる――執事……養成……多くは男性……」

 そう呟いて何事か妄――想像を始める。

「月夜、月夜?――ちょヨダレ、ヨダレたれてるよっ!? マ~ライオンみたいになってるよどうしちゃったの月夜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

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