あっぷで〜と。

 いつものバス停にて――


「おっ! イブキおはよ〜」

「月夜おは〜」

いつも通り挨拶を交わした二人。

「そうそうキノ〜のよるにさ〜iOSのアップデ〜トあったじゃん」

「あ〜なんか割と大きいサイズの追加されたね」

「そそ。なんかケッコ〜きのうのついかがあってビックリしちゃったよ」

「ウチはなんかアップデ〜ト後にLINEがすぐ強制終了するようになって……困ってる」

「それアップルストアでアプリのアップデ〜トすればなおるよ……たぶん」

「あっ! そうなんだ。ありがとイブキ」

スマホを操作をはじめる月夜。

「こんかいバッテリーがなくなるちょくぜんにいちじょ〜ほ〜をマップアプリにきろくするとかキーボードのカイゼンとかなにかとキノ〜おおくなったよね」

「そ〜ね。防水になったり」

「へ?」

「血圧なんかも測れるようになったみたいだね〜」

「月夜」

「ん?」

「それデマだから」

「えーーーーーーーーーーーーーーーー‼︎」

また今回も釣られた月夜だった。

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