続 と〜こ〜び。

いつものバス停にて――


登校日の朝。

「―― もう!」

なぜだか朝からプンスカ怒っている月夜(詳しくは前話を)

「そんな事よりイブキちゃんと宿題やってきたんでしょうね」

「ダイジョブ! イブキさんにシカクなし‼︎」

自信満々で言い切りカバンの中から本日提出予定の宿題を掲げパラパラと捲り見せる。

「いや……白紙なんだけど……」

「そう! 月夜こたえうつすジュンビはバンゼン‼︎」

「結局ウチ頼み⁉︎」

「ふふふふふふ――ジマンじゃないけどこたえのわかってるモンダイをうつさせたらイブキさんの右にでるものはいないよ」

「それ威張れないから‼︎」

「それにね〜いがいとださなきてもサイゴのはセンセ〜があきためるまでジキュ〜戦ってテもあるよ」

「……はい、写していいから先生にあんまり迷惑かけないでね」

「ありがと〜月夜」

月夜はそれには応えず、イブキの担任に同情した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る