ぶれっくふぁ~すと。

 いつものバス停にて――


「へ~朝に食べない方がいい食品5つね~」

 月夜が自分のスマホをみながら呟き。

「そういえばさ、イブキは朝なにたべてんの? いつも野菜ジュ~ス飲んでるけどそれで済ませてるの?」

「ふえ?」

 唐突に話しを振られウトウトしたイブキは間の抜けた声を漏らす。

「だから朝食よ。もう――年頃の女子高生がヨダレ垂らして……まあ、その様子じゃまともに朝食なんて取ってなさそうね……」

「いや。イブキさんじぶんのもおと~さんのもおか~さんのもつくってるよ、目玉焼きをねフライパンつかってひょひょ~いってして」

「そ、そうなの?」

「うん。イブキさんがやるとネ、目玉焼きのタマゴがすっごいイイかんじなんだって! だからイブキさんがやるのがいつのまにかテ~チャクしちゃって、いまじゃウトウトしながらつくって食べて野菜ジュ~スのむのをぜ~んぶウトウトしながらできるんだよ!!」

「そこまでやっても起きないんだ!」

「なぜかず~っとウトウトなんだよ!!」

 そこは頑なイブキだった。

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