みずぎ。
いつものバス停にて――
「ねぇねぇ月夜」
「んーなに?」
「もうすぐ夏休みだね〜」
「そうだね。――って、あんたどっか行く予定なんてあんの?」
「んふふふふふ――ちょっとね〜」
なんだか勿体ぶった言い回しに月夜は、
(まあ、どーせ家にいてゲーム三昧なんだろうな〜)
と、思った。
「月夜は? 月夜はなんかヨテ〜あんの?」
「ウチ? ウチは――部活と部活の合宿ぐらいかな〜」
「もっと夏もJKらしく水着とか買いにいきたいよね〜」
「どうせ買っても見せる予定の人も着る予定もないんだから虚しいだけよ」
「ま〜ね〜。でもさ――」
「ん?」
「イブキさんビキニ着たいな〜」
「特注品か〜」
「なんでそうなるの⁉︎」
「あんたがビキニ? ぷっ――ユニコーン邪武がゴールドクロス着るようなモンよ」
「がーーーーーーーーーーーん! そこまで‼︎」
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